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徳島のJAPANブランド育成支援事業の第2回全体ブランド会議を終えて

KARAKURI|株式会社クレアツォーネ

前回の会議に続き、ブランドとは?ブランディングとは?何ぞやということをご理解いただくためにブランドビルダーとしてブランドの構築に携わった事例を編集して紹介。

その後に、この5月にロシアのサンクトペテルブルク国際経済フォーラムにて実施したセミナー資料を基にして、海外バイヤー、海外のユーザーが日本ぼブランドをどのように捉え、どこに関心を持っているかということの説明からスタート。

そして、宿題にしていたミッション案を個々に発表。ブランドの根幹にあたる最も重要なところなので皆さんで意見を述べあい、しっかり議論を重ねた結果、「徳島の木工・藍染を通して、国内外の住空間をより美しく豊かなものにする」という内容に纏まりました。このミッションの実現に向けて、10のブランドが1つとなり、同じベクトルを持って進んでいきます。

そのためには、徳島の木工とは?徳島の藍染とは?より美しく豊かな住空間とは?どのように貢献するか?ということを、具体的なものにし、明確にする必要があります。参画ブランドの皆さんが建前論でなく、本年でこのミッションを語り、実現に向けてアクションを起こしていけるように時間をかけて進めていきたいと考えています。

次回までに、このミッションを実現させるための、あるべき姿としてのビジョン、行動規範、価値観としてのバリューを個々に考えていただきように、宿題としてしています。これ徳島JAPANブランドのブランディング事業をきっかけとして、参画している10のブランドの代表者の皆さんが、ブランディングの重要性を再認識し其々が社内で、自社ブランドの価値というものを明確にし、ブランド力を高めていっていただければ嬉しいですね。

このJAPANブランドの名前は「からくり」。

色々なアイデアが飛び交い、迷いに迷いましたが、徳島の木工と藍染の歴史を紐解いていく中で、「からくり」がもっともしっくりきたネーミングでした。阿波の忌部氏を起源とする藍染と船大工を起源とする木工。その二つを結ぶものの一つが江戸時代の阿波錠(からくり錠)だったんです。

船大工から大工になった職人たちが左官と共につくる蔵の中に納められていたものが藍染に用いる藍玉です。蔵の中の貴重な藍玉を護るために、知恵を絞り生まれた阿波錠の「からくり」より阿波のモノづくりを紐解いていくと、まるでからくりの文化とも呼べる様な、阿波人形浄瑠璃の阿波木偶、農村舞台の“からくり襖”など様々な「からくり」を見つけることができたのです。このからくりと対峙しながらより美しく豊かな住空間を提案していこうということで纏まり、徳島らしいブランド名に辿りついたのです!

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