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阿波藍の価値を伝えるためのブランディングセミナー

creazione-KARAKURI

藍染と言えば阿波(徳島)藍というほど阿波藍は青く深く美しいですよね!

阿波の藍は日本を代表する青、ジャパンブルーです。

この日本を代表する藍染の作家さんを主な対象とした。ブランディングのセミナーを昨日、徳島県と藍産業振興協会さんによる徳島県阿波藍魅力創造発信プロジェクトの一環として徳島市内の徳島県教育会館にて実施してきました。

藍染とは、ジェトロの輸出支援事業やコンソーシアム事業の専門家として、そして、経済産業省のジャパンブランド 育成支援事業による徳島KARAKURIブランドのプロデューサーとして、あおしさんや絹やさん、長尾織布さん、岡本織布さんと関わってきており、それなりに知見もあります。阿波の藍染の一ファンでもありますので藍染の価値についても理解しているつもりです。

ただ同じ徳島という産地であっても、作家さん、事業者さんの個性があり、それが大きな魅力となることも事実ですので、阿波藍、徳島の藍染と一括りにするのではなく、それぞれが自らのブランドの価値を如何に理解するのか?、その価値を誰に伝えるの?か、その価値をどのように伝えていくのか?その進め方を、今まで当社が其々のブランド共に行ってきた事例とともに説明してきました。

参加された方々の青く染まっている手より、藍染との真直ぐ向き合う姿勢、藍染に対する情熱を容易に想像できます。

自らの価値に理解したい、創造したい、伝えたいという熱量も十分に伝わってきましたので、この場で自分自身ができることすなわち経験実績に基づいたブランド論、価値の伝え方を、テキストや映像、画像、ホワイトボードを活用して視覚的に、そして、私の声と映像の音声とで聴覚的に訴えかけて2時間のセミナーを終了。

終了後に、もう一度、どこどこのページのテキストを見たい、写真を見たいという声もありましたので、再度そのページを投射して、より詳しい説明を行ったんです。参加された皆さんの、今後のブランディング、伝えるという行為に役立ったのではないかという手応えを、参加者の目やリアクションから感じることができた有意義な時間でしたね。

個別面談は、もともと遊山箱のブランドさんが参加することになっておりましたが、予定が変更となり、藍染による着物のリメイクやリメイクした服を収める藍染のボードを製作している工房さんと実施。

箪笥の抽斗の中に仕舞ったままほとんど身に纏うこともなく、処分を検討している着物を藍染でリメイクし、大事に長く使ってもらうというビジネスモデルは、今の時代に適していますよね。ものを大事にするという事はとてもとても大切な事だと思います。

次のフェースに移行するにあたっての、問題点の抽出と対策の策定についてのアドバイスをさせていただきました。今後の展開を愉しみにしたいと思います。

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