佐賀陶瓷器展| Taiwan Saga pottery exhibition
「温故知新 紡いでいく佐賀の器文化」をテーマに、佐賀陶磁器展が台北の松山文創園區にて、佐賀県主催のもと株式会社クレアツォーネが企画運営し、2024年3月1日(火)より5日間開催されました。
このテストマーケティングを兼ねた展覧会は、
「語りたくなる佐賀のものづくり」「語りたくなる佐賀のことづくり」「佐賀と台湾の文化の繋がり」
を意識したゾーニング、コレクション、体験プラン、インターラクティブなコミュニケーションがベースとなっており、佐賀と台湾の価値観の共有に向けた第一歩となるを8つの数字からなる成果が得られました。
10事業者(有田・伊万里7者、台湾3者)が相互支援し、来場者とのコミュニケーションを図りました。台湾の事業者が佐賀の食文化や器の魅力を伝える際には、日本の事業者がサポートし、逆に日本の事業者が台湾の料理に適した器などを伝える際には、台湾の事業者がサポートしました。このような助け合いを通じて、良好な関係が築かれました。
1,800点を超える有田焼・伊万里焼のコレクションが展示された展覧会は、来場者からその量感と奥深さに称賛の声が上がりました。
11,279名の来場者(10代から70代まで)が、日本や佐賀、器や食、文化や創造性に関心を示しました。来場者から得られたインスピレーションは事業者にとって大きなモチベーションとなりました。
500枚の佐賀や台湾のリアルな食卓写真が展示され、来場者に食文化の豊かさが伝えられ、笑顔の連鎖が生まれました。来場者からの付箋紙には、温かいメッセージが書かれ、これらのメッセージはパネルに貼られることで、展示会場のアトモスフィアをよりインタラクティブなものにしました。
693人もの方がWEBアンケートに回答して頂き、その一部からは以下のようなメッセージが寄せられました。
「豊かな食事の幸せ 台湾での展示に感謝します。」
「皆さんが芸術を生活に取入れ、生活に美しさと楽しみを加えてくれたことに感謝します。」
「非常に素晴らしい!次回も見ることができることを希望します。」
「とても気に入りました、現場でのインタラクションも素晴らしいです。」
「とても素晴らしい。この様な展覧会が大好きで、自分で佐賀に行ってみたくなりました。」
600名以上の方が「佐賀の器と食の体験」に参加し、器や食に触れ、知識を深めるなど、充実した時間を過ごしました。参加者には、様々な地域から訪れた方々や、陶芸や料理に興味を持つ方々など、幅広い層の方がいらっしゃいました。
30名を超える佐賀陶磁器展プロジェクトメンバーが、約1年間にわたって継続的なコミュニケーションを図りながら、準備を重ね、目標を大きく超える成果を収めました。展示会には多くの来場者が訪れ、満足の声が上がり、売上実績も好調であり、プロジェクトメンバーの結束も一層強まりました。
この佐賀県主催の佐賀陶磁器展を継続的に実施することで、さらに価値観の共有を深めていければと考えています。