昨日30日、京都商工会議所及びジェトロ京都主催のセミナーに登壇し、4社の個別相談会を。
京都でのセミナーは10年近く前、一昨年に続き今回が3度目。講演のテーマは「海外販路開拓のためのブランディング」というもので、今までの実績をもとに、国内はもちろん、海外販路開拓にもなぜブランディングが重要なのか(ブランディングに国内、海外と分ける必要はないと考えています)を事例の紹介とともに2時間の講演いたしました。
京都での支援実績は比較的多く、今までに、ジェトロの専門家としての実績は、日吉屋さんから始まり、高岡さん、開化堂さん、光章さん、金網つじさん、ウサギノネドコさん、小菅さん、山田繊維さん、HITTITEさん、小嶋商店さんと10社あり、高岡さんとはブランディングを現在進行形で手伝っています。
和傘、寛具、茶筒、染色バッグ、金網、宙キューブ、竹細工、風呂敷、金属花器、提灯などと京都らしく普遍的なプロダクトを製作するブランドと取り組んできています。
伝統的ではあるものの、今のライフスタイルに適したものが多く、どのブランドも継続的に海外販路開拓を取り組んでおり、成果を出していらっしゃいます。
上記以外にも、京都の加地織物さんや尚雅堂さん、いろは出版さんなど10社ほど訪問しており、過去2回のセミナーでも50社以上の方々とお会いしておりますが、まだまだ未知の京都が多いですね。
今回のセミナーは、製造業の方だけでなく、クリエーターの方や自治体の方、流通業の方も参加されていました。一番前に座っていらした方は、なんと82歳(?)の友禅作家さん。個別相談会にもご参加いただきSHIWAさんとの協業バッグや、友禅の新作ストールをお持ちいただき、ヨーロッパ市場の開拓を考えていらっしゃっておりパリで発表するにあたっての進め方を知りたいとのことでしたので30分ほど説明させていただきました。
パワー溢れる人生の大先輩に、逆に元気をいただき、大変感謝。
今回のブランディングでの説明に響き、ブランディングを少しでも意識して活動してくださる方がいたらとても嬉しく思います。
それが美意識の向上に繋がっていったら更に嬉しいですね。聴講者の方々から、そのような方が現れて成果を出してくださり、そこからブランディングの輪が更に広がっていくと信じて今後もセミナーを実施していきます。
次回は、10月の大阪、神戸の予定です。