2ヶ月ぶりにブランディングセミナーの講師を。
場所はジェトロ大阪本部の会議室でジェトロが主催する中小企業海外ビジネス人材育成塾、全4日間のトップバッターとしての登壇。
育成塾のテーマは、「経営者や海外担当者向けに海外展開戦略の立て方や商談ツールのつくり方と、そのために必要なビジネススキルをケーススタディなど実践的なカリキュラムで身につける」といいうもので、本気で海外展開を目指そうという方々が集まる場でした。
ブランドビルダーとしてのブランディングの実績、2007年より14年間行っているジェトロの専門家としての実績などを基に、ブランディングとは何ぞやということを海外での展開実績と合わせ「海外販路開拓のためのブランディング」というテーマに於いて、色々と工夫を施しながらパッションをもって皆さんのスイッチを探しながら、お話ししたのであっという間の2時間でしたね。
はじめに、ブランドアイデンティティ、すなわちブランド哲学としての存在意義、あるべき姿、価値観をそしてブランドの属性、個性、便益など明文化することの重要性についてのお話し。
次にブランドイメージのための、セグメンテーション、ターゲッティング、ペルソナ設定を、3つ目にブランドコミュニケーションとしてのデジタルとオフラインコミュニケーションのポジショニングなどの説明。
いずれも画像や映像、webなどを交えながら具体事例とともに、時には質問したり、ホワイトボードを使用したりして進め変化をつけていたので聴講者の満足度もアンケート結果を伺ったところ、とても良かったようです!
やはり、自ら其々のブランドオーナーを含めた、プロジェクトメンバーと共に実施してきた現場での実体験を自分の言葉で語らせていただいているため、自らは手掛けられていない大手の事例などを編集しセミナーを実施されている方々とは大きな違いはあるのかなと感じています。
つくる現場から営業・販売の現場、使用する現場までを体験し、その川上から川下までを結ぶシナリオを描いて、仮説を立てて活動しているので、まだまだ失敗も少なくないのですが、それなりに説得力は増してきたのはないでしょうかね。