廿日市市の峠。
此処はイワタ木工の本社工場。本日はCREAZIONEが構築、制作するコーポレートサイト用に素材、技術、スタッフの皆さん、工場の外観を一日かけて撮影するのですが、ロケハンを行い、かなり細かな香盤表も作成していたので、段取り良く進めることができたのではないでしょうかね。
木との向き合い方がとても素晴らしく、いつも仕上がったものを手に取り感動してしまいます。
礼、誇り、向上心を重んじるというバリューに相応しく、素材に対しても礼をわきまえ、素材礼賛の姿勢で素材の価値を引き立つように仕上げる。
そのために、向上心を持って切磋琢磨するため、自らの技術にも誇りがもてるようになる。
文章で書いたり、口にすることは簡単だけれども、実行するのは簡単なことではない。これを実現しているから素晴らしい。
タモとウォールナットが主材である。
この素材のもつ魅力、美しさにスポットライトをあてて、仕上げ方を考える。そして、指先の感覚と研ぎ澄ませ作り上げていく。
機械と手仕事のバランスのとれた合わせ技。この工程を直に体験しているようなコーポレートサイトに仕上げるために、カメラマンと共に我々を必死になって取り続ける。
天気図を眺めながらの外観写真。あいにくの曇り空。
風が強くなり、雲の動きも激しくなる。一瞬の雲の切れ間を狙って、日没までの限られた時間の中でシャッターを切る。
この時期の峠の風は寒く、かなりしんどかったですが、その中で頑張って撮った甲斐もありトップページで使える写真が撮れました。
晴空ではありませんでしたが、雲の塩梅もまあよく、これはこれで良いのではないかなと。
2020年1月のパリMAISON&OBJETに合わせて公開しますので、どうぞご期待くださいませ!