ブランドミッションとの一貫性を図りながら、9月の上海FS結果検証を行い、議論を重ねた結果、最終的にお客様の誘導への不安感は多少残るものの、からくりブランド単独で、どこまでプレスやバイヤー、建築家やデコレーターを呼べるかチャレンジしてみようということととなり、来年の発表の場は、ジャパンブランド育成支援事業としては、初の中国、上海ギャラリーでの個展に決定しました!
イメージ通りの成果を上げるためには、課題も多いですが、メンバーが本気なれば十分に可能なんだと思います。
場所は上海のアートディストリクト(芸術地区)M50内のギャラリー。出展は、演劇などに例えるならば劇場での本番舞台。その舞台での開演までには、リハーサルを重ね一人一人の演技力をあげると同時に俳優同士はもちろん関係者の息が合わせることが必要です。
からくりブランドの個展も同じことが言えます。俳優役がコレクションやプレゼンテーター(事業者、参画者)であり、シナリオ、舞台構成や演出が我々の役割であり、舞台設置や照明が施工会社という感じになります。
2月に国内で模擬個展を実施することを決定。場所は、徳島市内のインテリアショップのACTUSやカフェのmorisonsが並ぶ万代中央ふ頭の倉庫を改装した空間、アクアチッタです。天井高も高く、上海での個展のモックアップを兼ねた国内展示会向けには最適なスペース。この空間をからくりブランドらしくどのように構成していけるかがブランドとして腕の見せどころです。藍の青さ、木目の流れがつくる調和のとれた空間で訪れた方々に豊かさを、美しさを感じてもらえるかがポイントとなります。ブランドのコレクションの魅力を理解しながら、空間構成を考えていきます。
10ブランドの皆さんが自社ブランドの価値はもちろん、他の9ブランド のことを把握しながら、からくりブランド のミッションとの一貫性を図りながら、どのような商品構成にしたいか、そのためには、何が足りていないか、つまり最終イメージと現在の姿とのギャップを明確にし、そのギャップを埋めるべくシナリオを描き実行していくためにロードマップも作成しました。木工の方々に、藍染をより理解してもらうために、2つの工房を体感するワークショップも企画しています。藍染と家具が融合するからくりブランドの展開を楽しみにしていて下さいね。