ミラノMIPELに初出展する豊岡鞄協会さんと、皮革産業連合会のジャパンブースに出展するアートフィアさん、絹やさんの空間デザインおよび商談支援などのサポートでのミラノ出張へ。
20年欠かさず毎年来ているミラノですが、4月のサローネ、デザインウィーク期間中以外のミラノは20数年ぶりで、サローネ以外でのRHOフィエラ(会場)は初めてでしたのでなんとも不思議な気分でした。
豊岡の8つの事業者さんが集まる豊岡鞄ブースでは、大正14年のパリ万博出品時の写真も公開。3つのテーマに基づいたコラボレーションアイテムを紹介する3つのテーブルと、5つのテーマに基づいて、それぞれのブランドのオリジナルを編集した5つのテーブル、120cm角のテーブル8台での展開で豊岡鞄の魅力を表現。
だいぶ突貫工事ではあったのですが、12月末と1月初めの2回、モックアップを豊岡で実施した効果もあり粗イメージ通りに仕上げることができました。
アートフィアさんは1月のニューヨークPROJECTからスタートした新生アートフィアとして、機能をカタチに創造する姿を体感できる空間とし、構造体であるアルミフレームと、デザインモチーフとなった建築物写真、デザインスケッチ、構造図面、詳細図面を、透明とホワイト、ブラックの3色のバッグを12点展示。狙いとおり、、、ミニマルなデザインコンテンポラリーなデザインのバッグを求めるバイヤーの目に掛かりました。
絹やさんは、新作の藍染レザーパネルをメインとした展開。シンプルなホワイトの什器に余白を十分にとって、藍染レザーのコレクションを展示。藍の青さに惹かれ、思わず手に取り、藍の深さの余韻に浸るバイヤーがオーダーを入れたくなる空間に纏まりしました。
藍の無地染のグラデーション、絞り染めのグラデーションいずれも素敵な色合い、風合いでいつかはこの革でコートを作ってみたいと思っています。(笑)
4日間のMIPEL、流石にサローネと比較しますと出店者も来場者も少ないのですが、いずれも受注も取り、引き合いも獲得し、狙っていたバイヤーとの商談も実施できましたので、次に繋がっていく出展であったと思います。