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伝える

お知らせ|株式会社クレアツォーネ

考え、想いを伝えることの愉しさ、難しさ、大切さを感じる毎日。もともと伝えることの重要性というものを比較的強く意識して活動してきてはいるが、ブランドディングコンサルタントを生業とし、ブランドコミュニケーションについてもコンサルティングするようになってからは、それまで以上に、伝えるという行為のための時間が長くなってきている。

 

時間の許される範囲の中で、伝えるべく事柄をなぜ伝えたいのか?その目的を明確にし、伝えるべく相手のことを考えながら、頭の中で伝えるべく内容を纏め、鉛筆やペンで紙に書いたり、タッチパネルやキーボードを叩いたりして整えてから、なるべく伝えるようにしている。そうしても当たり前だけれども、想いが全て伝わるわけでもないし、7割近く(厳密に測ることはできないのだけれども)伝われば良いかなと思っている。伝えるという行為の奥の深さや難しさを感じるからこそ、面白いと思えるのである。

 

今から遡ること40年ほど前、幼稚園から小学校に通っていたころの記憶が蘇る。チームごとに縦に10人ほど並び、先頭の子供に先生がお題を書いた紙を手渡す。そうそう伝言ゲームである。お題の文が長くなればなるほど、10番目の最終者の発表内容は、はじめのお題とは似ても似つかぬ??と、笑いを誘うような内容になっている。これは何も子供に限ったことではない。大人でも、伝言を繰り返していくと、大抵、内容は変化していく。

 

伝えることは容易ではなく、内容を誤って解釈される可能性や、内容が変化する可能性の多分にある。そのため、自分の頭の中が混沌としたまま相手に伝えるのではなく、秩序立てて、できる限り簡潔に、可視化できるものは可視化して伝えた方が良い。このブログを書く前に、クライアントの新たなサイトの構築を行っていた。クライアントのブランドついて、セグメンテーショした層に如何に深く理解してもらうかを第一に進めている。本日の午後は倉敷の製造ブランドの経営陣の皆さんと各社の工場の見学会を行います。夫々のブランドアイデンティティをどのように伝えてくださるのか、プレゼンテーションが楽しみです。

 

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