パリMAIOSN&OBJETに初出展するMOBJE(藤井製帽)さんと、TOYO(東洋スチール)さん、HIMURO DESIGN STUIDOさん、連続出展中のMUSUBI(山田繊維)さん、NJKさん、MUGEN MUSOU by IWATA、TAKAOKAYAさんの空間デザインおよび商談支援などのサポートでのパリ出張へ。
2008年より訪れている1月のパリですが、空調が入っていない準備日に、コートが不要という、今まででは考えられない暖かさもあったのか、設営も順調に進み、終電を意識する事なく準備を終了!
各ブランド、モックアップを制作し、本番に望んでいるため、イメージ通り、図面通りのブースに仕上がりブースへの不安無し。
MAIOSN&OBJET会場構成も大きく変わり、人の動き方にも変化が現れてきています。
あくまでも私見で申し上げれば、ローケーションによって訪れにくい、目につきにくいコーナーもあるのですが、全体像を見ると、ゾーニング、動線は概ね良いのではないでしょうかね。
とくに家具やインテリアオブジェ、証明、ファブリックを求めるバイヤーには、とても探しやすく、買いやすくなってきています。
ただただギフト系のホールについては、ユニークさ、新鮮さ、本物感を伝えられるよう仕掛け、工夫が必要ではないかと感じています。
回を重ねる度に、日本の洗練された質の高いプロダクトを求める、アッパーなバイヤーが増えていることを感じる事ができます。
愛情を感じるような所作でプロダクトを手に取り、ブースのアトモスフィアを感じて、「やはり日本のプロダクトのディテールは美しい。空間も素敵。わざわざヨーロッパ、パリまでこのような美しいプロダクトを持って来てくれて、私たちが見る機会を与えてくれてありがとう!」ということを言ってくださるバイヤーもいて、とても嬉しく感じます。
もちろんMADE IN JAPAN、日本製であれば何でも良い訳ではありません。作り手の誇りを感じる、つまり作り手がパッションを持って本気で作っているものに、バイヤーはシンパシーを感じているのだと思います。
皆さん、真のプロフェッショナルと呼べるブランドでしたので、目利きのバイヤー達の心を動かす提案を行っておりました。
オブジェ、ツールボックス、風呂敷、テキスタイル、ウォールアート、寛具、文創具、いずれも一過性のトレンドを追ったものでは無く、タイムレスで、それぞれのブランドミッションとの一貫性のとれたコレクションとサービスを展開しているブランドです。
ミッションを明文化し、ブレずに進めていくことができれば、まだまだ日本のプロダクトを、サービスを求める層は増えていくと信じています。受注金額だけで判断するのは、問題があるかもしれませんが、今までMAIOSN&OBJETの中で一番、引き合い獲得、受注金額の多い実り多き1月のパリでした。
これからの展開がまたまた愉しくなってきます。